マレーシアの大手不動産開発業者、UEMサンライズは、ヌサジャヤ・テックパークとともに、アセアン・マーケット・インサイト・セミナー・シリーズの一環として2017年8月18日(金)にシンガポール・ビジネス連盟にて150人以上もの出席者を集めた、記念すべき第一回のとなるクアラルンプール‐シンガポール間高速鉄道(『HSR』)セミナーのホスト役を務めました。
シンガポール・ビジネス連盟とマレーシア・シンガポール・ビジネス協議会の共催により、初開催となったHSRセミナーには、クアラルンプール - シンガポール間高速鉄道の開通によるマレーシアにおけるビジネス機会に焦点を当てた議題が提起され、工業、貿易、投資、そして政策立案にわたる多彩な業種からセミナーへの参加がありました。
様々な業種にまたがる基調講演のスピーカーより、以下のようなトピックがカバーされました。
プレゼンテーション要旨 |
「HSR駅周辺の地域開発」 - 社会経済計画、鍵となる業種、そしてHSR沿線の開発 |
「HSRの建設: 事業機会と市場勢力図」 - HSRプロジェクトにおける構造、セグメント解析、そして戦略 |
「HSRの経済開発への影響」 - HSR駅沿いの土地使用、所有形態、そして開発計画 |
「マレーシア政府による投資の促進」 - マレーシア投資開発庁(MIDA)に承認された海外からの投資の概観 |
イスカンダール・マレーシアの5つのフラッグシップゾーンの1つ、イスカンダール・プテリのマスター・ディベロッパーであるUEMサンライズにとって、このHSRセミナーはイスカンダール・プテリにおける投資と事業機会を促進し、地域全体の成長のためにシンガポールとマレーシア間でより大きな相乗効果を生み出す、というUEMサンライズの長期公約におけるマイルストーンとなりました。
基調パネルディスカッション、「高速鉄道に伴う潜在的事業機会を捉える」では、同社がゲルバン・ヌサジャヤにおけるこの地域の公共交通指向型都市開発による繁栄を支えるための強固な基礎となる、様々な工業、コマーシャル、住居関連プロジェクトを通して、イスカンダール・プテリの開発の可能性を開くことに焦点を当てることが強調されました。
イスカンダール・プテリの商業とビジネスのエンジンであり、またイスカンダール・マレーシアの玄関であるゲルバン・ヌサジャヤは、アセンダス-シンブリッジとUEMサンライズの合弁事業であるヌサジャヤ・テックパークや、300エーカーの統合モータースポーツ・ハブであるFastrackcityなどの様々な促進的開発が行われています。ゲルバン・ヌサジャヤには、全部で7つ予定されているHSRの駅の1つが開設される予定です。
パネルディスカッションのパネリストは、UEMサンライズのコマーシャル部門CEOのRaymond Cheah氏、アセンダス-シンブリッジのチーフ・カスタマー・ソリューションズ・オフィサーのAylwin Tan、シンガポール国際企業庁のKuala Lumpur Overseas Centre Centre DirectorであるKate Lim氏、Ho Chin Soon ResearchのCEOであるIshmael Ho氏でした。Yusuf Ishak Institute、Institute of Southeast Asian Studies(ISEAS)の上級研究員またコーディネーターであるDr Francis E. Hutchinson氏がセッションの議長を務めました。